
こんにちは、タナケンです。
アフィリエイトで稼ぎ始めると、ある時点で「あれ、報酬が少ない?」と疑問に思うことがあります。
それが源泉徴収です。
多くの個人アフィリエイターは、この仕組みをしっかり理解しないまま「報酬が減った」と焦ってしまいます。
でも安心してください。
正しく仕組みを知ることで、確定申告時に対策を打つことができますし、重複納税も避けられます。
この記事では、アフィリエイト報酬の源泉徴収がいつから始まるのか、どのくらい引かれるのか、そして確定申告でどう対処すべきかを、15年のネットビジネス経験から詳しく解説します。
実務的な知識を身につけて、無駄な税金を払わないようにしてくださいね。
アフィリエイト報酬の源泉徴収は、月12万円を超えた時点で発生します

アフィリエイト報酬から源泉徴収される条件は、実はかなり明確です。
月額報酬が12万円を超える場合、その超過分に対して10.21%の税率で源泉徴収されます。
これは所得税10%と復興特別所得税0.21%を合わせた税率です。
ただし、対象になるのは外交員に該当する個人アフィリエイターに限られます。
言い換えれば、ASPを通じて報酬を受け取る個人の方です。
企業として法人アフィリエイターの場合は、この源泉徴収の対象にはなりません。
僕も独立する前の会社員時代に副業でアフィリエイトをしていましたが、月12万円を超えた時にこの制度を知らなかったため、初めて報酬が減ったときは驚きました。
「報酬として受け取る予定の金額と、実際の振込額が異なる」というシンプルな事実が最初は理解できていなかったんです。
源泉徴収の仕組みを具体的に理解する

源泉徴収の計算方法はシンプルです
月20万円の報酬を受け取る場合を考えてみましょう。
計算式は以下の通りです:
(月間報酬額 - 12万円) × 10.21% = 源泉徴収額
具体的には:
(20万円 - 12万円) × 10.21% = 約8,168円
つまり、20万円の報酬を期待していても、実際の振込額は約191,832円になるわけです。
最初はこの差が気になるでしょうが、これは「納めるべき税金を先払いしている」と考えると気持ちが楽になります。
重要な注意点:すべてのASPが源泉徴収を実施しているわけではありません
ここが多くのアフィリエイターが見落とす重要なポイントです。
源泉徴収を実施しているASPと、していないASPが存在します。
複数のASPを利用している場合、源泉徴収済みのASPもあれば、源泉徴収していないASPもある可能性があります。
これは確定申告時に非常に重要な問題になります。
なぜなら、源泉徴収済み分を考慮せずに申告してしまうと、本来払う必要のない税金を二重に納めてしまう可能性があるからです。
これを避けるために、確定申告前に各ASPから源泉徴収票を受け取り、正確に把握する必要があるのです。
アフィリエイト所得の分類と確定申告のルール
アフィリエイト収入は「雑所得」または「事業所得」に分類されます
アフィリエイト報酬がどのような所得区分になるかは、確定申告の内容に大きく影響します。
主にアフィリエイト収入は「雑所得」として分類されます。
この場合、所得の種別は「業務」に該当するケースがほとんどです。
ただし、規模や継続性によっては「事業所得」として認められる場合もあります。
事業所得として認められると、後述する青色申告で最大65万円の控除が受けられるため、大きな違いが出てきます。
確定申告の義務が発生する金額ラインを知ることが重要です
確定申告が必要かどうかは、あなたの立場によって異なります。
- 給与所得者(会社員)の場合:年間のアフィリエイト所得が20万円を超えると、確定申告が必要になります
- 専業でアフィリエイトをしている場合:所得金額にかかわらず確定申告が必要です(ただし基礎控除48万円の適用により、実質的に48万円までは非課税です)
多くの会社員アフィリエイターは、月12万円程度の安定した報酬を得ることを目標にしていますが、実はこれは年間144万円になります。
つまり、この金額を超える方の大多数は確定申告の対象になるわけです。
青色申告と白色申告の選択肢があります
確定申告する際には、青色申告または白色申告のいずれかを選ぶことができます。
- 青色申告:複雑な記帳が必要ですが、最大65万円の青色申告特別控除が受けられます。事業所得として認められる場合は特に有利です
- 白色申告:記帳が比較的簡単ですが、控除額が小さいです
アフィリエイト報酬が月20万円を超えるような規模であれば、青色申告を検討する価値が十分あります。
僕の経験上、この選択だけで年間数十万円の節税につながることもあります。
源泉徴収を含む確定申告時の3つの具体例
具体例1:複数ASP利用で源泉徴収が混在している場合
A社(源泉徴収あり)から月15万円、B社(源泉徴収なし)から月10万円の報酬を受け取っているとしましょう。
- A社の計算:(15万円 - 12万円) × 10.21% = 約3,063円が源泉徴収される
- B社の計算:源泉徴収なし
- 合計報酬:月25万円のうち、実際の振込は約21万6,937円
確定申告時には、A社から源泉徴収票を受け取り、「既に3,063円の税金が納められている」という事実を申告書に記載する必要があります。
この記載漏れがあると、重複納税になってしまうのです。
具体例2:専業アフィリエイターが年間200万円を稼いだ場合
月平均約16万6,000円の報酬を得ている専業アフィリエイターを想定します。
- 月間源泉徴収額:(16万6,000円 - 12万円) × 10.21% ≈ 4,635円
- 年間源泉徴収額:約4,635円 × 12ヶ月 ≈ 55,620円
- 年間報酬額:200万円
この方が青色申告で事業所得として認める場合:
- 事業所得:200万円
- 青色申告特別控除:65万円
- 課税所得:135万円
源泉徴収済み額(約55,620円)を控除として考慮することで、最終的な納税額が適切に計算されます。
この計算を誤ると、実は払い過ぎていた税金の還付を受け損なう可能性があります。
具体例3:会社員が副業で月8万円稼ぎ、月15万円に増えた場合の変化
月8万円の段階では源泉徴収の対象外です。
しかし、案件の成功などで月15万円に増えると、状況が一変します。
- 月8万円の時:源泉徴収なし、年間96万円(確定申告不要)
- 月15万円に増えた場合:(15万円 - 12万円) × 10.21% ≈ 3,063円が毎月源泉徴収される
- 年間変化:年間180万円の報酬のうち、約36,756円が源泉徴収される
この場合、年間の総所得は180万円なので、会社員の給与所得と合わせて年間20万円を超える利益が出れば確定申告が必要になります。
多くの会社員の場合、給与所得がすでに課税対象であるため、この副業分の申告は必須となるわけです。
源泉徴収を正しく理解して、無駄な税金を払わないようにしましょう
ここまでお話ししてきたように、アフィリエイトの源泉徴収は、月12万円を超える報酬に対して10.21%の税率で自動的に引かれる仕組みです。
重要なポイントをまとめると:
- 源泉徴収は月12万円超の報酬に対して自動的に発生する
- すべてのASPが源泉徴収を実施しているわけではない
- 複数ASP利用時は、源泉徴収済み額を正確に把握する必要がある
- 確定申告時に源泉徴収票を活用することで、重複納税を避けられる
- 青色申告を選択することで、さらに節税効果が高まる可能性がある
僕の経験上、多くのアフィリエイターは「報酬から税金が引かれている」という事実に対して、ネガティブに捉えてしまいます。
しかし実は、この仕組みを理解することで、確定申告時に有利に働く知識になるのです。
源泉徴収票という証拠書類があるため、むしろ税務調査時にも有利になりますし、控除額の計算もスムーズになります。
最後に:正しい知識が、あなたの資産を守ります
僕が15年のネットビジネス経験で学んだことの1つが、「知識の差が、そのまま経済的な差になる」ということです。
税金の仕組みも、詐欺的な情報発信も、結局は「知っているか、知らないか」という単純な違いなんです。
あなたが月12万円を超える報酬を得られるようになったのは、それだけの努力と工夫があったからです。
その努力で得た報酬が、無駄に失われることがないように、正しい税務知識を身につけておくことは非常に重要です。
もし確定申告や源泉徴収について不明な点があれば、税理士に相談することをお勧めします。
一度の相談で節税効果が数十万円単位で変わることもありますから、それだけの価値は十分にあります。
焦らなくて大丈夫です。
正しい方向に進めば、あなたのアフィリエイト事業はより安定し、より成長していくはずです。
その過程で、税務知識も少しずつ身についていきます。
あなたが稼いだ報酬を、できるだけ無駄なく活用できるように応援しています。