足利の赤レンガ.3---足利模範工場跡(田中町)




東武伊勢崎線-足利市駅近くから見た工場棟
有名な群馬県の富岡市にある模範工場富岡製糸工場は誰もが知っている。
明治5年にフランスの協力で明治政府が殖産興業政策の一環として
造った官営の模範工場であり、明治9年頃には2000人の女工を抱えていたという。
足利にも模範工場はあった。

明治30年代、足利では輸出向けの絹織物の生産がますます盛んとなり
国はまた富国強兵政策を進めるためにも多くの外貨を必要としたため
好景気にと繊維の近代化に進んでいた足利に明治36年
足利模範撚糸合資会社を設立した。

田中町内に造られたその建物は、208坪の大谷石造り
赤レンガではないがノコギリ屋根瓦葺きの和洋折衷の近代的工場となった。
太平洋戦争中の操業停止まで撚糸を生産し続けた。
戦後は、昭和50年頃まで輸出向けの絹織物を生産していたが、
廃業後は関係者と市の努力によって一部改修され
その建物は現在スポーツクラブとして活用されている。


以上参考文献は随想社発刊「新編足利浪漫紀行」著者/日下部高明・菊地卓氏を
参考にさせていただきました。



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