随想舎刊行
新編「足利浪漫紀行」

散策形式の親しみやすい記述

 本文はJR足利駅から、東武足利市駅から、東武福居駅から、JR山前駅から、せせらぎ号(足利市営バス)で、JR小俣駅から、JR富田駅から、やまなみ号(足利市営バス)で、織姫山山頂からの9編に分かれている。

 全て、鉄道やバスの公共交通機関を利用しての散策を基本にしていて、寺社や武家の遺跡を始め、産業や生活、文化とその遺跡などおおよそ足利の先人達の生活をうかがい知るための多くのジャンルにポイントを押さえたテーマで解説しくれる。まさに、ポケットやリュックに入れて、この本と一緒に足利の歴史を散策するに丁度良い本だ。

 私の記憶によれば、この随想舎という出版社はこの5、6年ほど前から郷土栃木県などの文化や生活に関する出版を積極的に行っているようで、良く書店の郷土コーナーで見かけた。多くの出版、印刷業界メディアの使命がぼけ始めて、目先の利益に走る結果、文化や教育、生活へ有益な貢献をすることが少なくなってしまった昨今、郷土の出版文化を守ろうとする姿は賞賛すべき事だと思うのだがどうだろう。

 随想舎の今後の活躍に注目してゆきたいと思う。……随想舎のホームページを見る……

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