第一部/鏡筒の制作
初めての本格的な自作のため、ちゃんと実物大の設計図をつくりました。
しかしさすがに超初心者たるところ、塩ビパイプの厚みをどの太さも75mmのパイプジョイントと同じ4mm程あるんだろうと思いこみ図面を引いたために、ドローチューブへの絞り込みの部分の予定が大幅に狂ってしまいました。自作の基本は、部品の調達とサイズあわせにありそうです。
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1.
設計図の変更に伴って、主鏡筒からドローチューブ受けまでを75mmと50mmの塩ビパイプを5段重ねにCリングのように組み合わせてつくったパイプ部品。左から50mmドローチューブ受け(4段+5段目)、中間パイプ(2段+3段目)、75mmの主鏡筒(1段目)、80mmジョイントの対物用セルの順。
【ここまでの製作時間:4時間】
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2.
ドローチューブ受け(パイプ絞り4段+5段目)、パイプ絞り2段+3段目を組み合わせたところ。手前が鏡筒向きです。
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3.
2.の2段から5段までの絞りを主鏡筒に取り付けて嵌合(かみ合い)を確認。(ドローチューブ向き)
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4.
ここまでの段階でいちばん苦労したのは、ここ(赤い矢印)。75mmのパイプとジョイント(対物セル)とのかみ合いが途中で止まってしまい、中央にある差し込み止めまでいかないので、かなりジョイント部の内径を削りました。パイプの内径を削るのは道具がないのでとても大変でした。しかし、この差し込みが不十分だと光軸が出ないし、後日分解できるシステムにするためにもきっちり仕上げました。
【ここまでの製作時間:6時間】
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5.
これがパイプ絞りの2段+3段目と4段+5段目のアップです。2段+3段目は75mmパイプを、4段+5段目は50mmパイプをそれぞれ2枚ずつCリングのように組み合わせてつくってあります。塩ビ用の接着剤を丸1日乾かした後、つなぎ目をプラモデル用のパテにて修正しました。
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6.
ドローチューブを受ける4段+5段目は主鏡筒内で少し飛び出す(1cmくらい)ような形になるので、その部分をエナメル系のスプレーでつや消しに塗ります。
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7.
つぎははいよいよパイプ内部の加工です。
内径より小さめのスパイラルパイプを利用して植毛紙を貼ってゆきます。植毛紙同士がくっつかないように、植毛紙の端を3〜4cmくらい裏紙を剥がさないまま、小さめのスパイラルパイプに巻いて慎重に鏡筒内に挿入してゆきます。
植毛紙はKYOEI東京店から購入しました。
90cm幅×50cmで1.000円です。天文誌の広告を見た中では一番安い?
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8.
鏡筒内部での位置が決まったら、スパイラルパイプで植毛紙を押しつけてゆきます。このスパイラルパイプの太さのために、植毛紙は曲がらないで空気も入らずきれいに貼ることができます。初めて貼った時は、何も分からないために、平行に貼らなかったり、しわになったりして大失敗でした。それと、もう一つのことは植毛紙を丸めるときに手のひらをぺたぺたとして、脂(?)で接着剤を少し弱くしておくことも発見しました。これで思わぬところにべったりの危険が少なくなります。一度厚着してしまえば、ドライヤーで少し暖めてやると時間毎に強く接着するようです。
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9.
はみ出している部分の植毛紙をパイプの縁に沿ってカッターで切り取ります。カッターの刃の新しい部分で切れば、力を入れずにきれいに切り取れます。
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10.
主鏡筒への植毛紙を貼り終えました。
メーカーが貼ったのよりきれいに仕上がりました。
【ここまでの製作時間:8時間】
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11.
対物セルの内部にも植毛紙を貼ります。
さらに植毛紙がはれないような細かいところには、エナメル系のつや消し塗料を使ってはけ塗りします。プラモデル製作で培った技能がまんべんなく発揮できる瞬間です(^=^)
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12.
さあ、2インチドローチューブの制作です。木村さんのところで学んだ自動車のマフラーカッターを利用して、半信半疑でやってみました。外径54mmのMサイズのクロームメッキ製パイプをホームセンターで購入したら、止めビスがついている部分をカットしてもらいます。
家に帰ってから切り口の直角を出して植毛紙を貼ります。
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13.
写真は、ボーグのターレット部分の直視部分についていた31.7mmのアダプターとメタル延長筒です。これが実にぴったりとはまります。植毛紙を貼って内径がぴったりになるのでそのままでも良いかなと思いましたが、この後レンズ脱落防止のために3mmのネジ穴を切って止めネジをつけました。このアダプターをつけなければ直接2インチのアイピースが取り付けられるのだそうです。
本当にマフラーカッターがこんなところで役に立つとは思っても見ませんでした。自作派にみなさんはかなりこれで重宝しているそうです。
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14.
いよいよ対物レンズを借り止めして、合焦の確認です。
写真は、対物セル内に植毛紙を貼る前ですが、対物セルの前縁部に植毛紙を2重(120度間隔で部分的に3重貼り)に貼ると対物レンズのネジが自然に聞いてレンズが取り付けられることが分かりました。
私の場合は、それでも脱落が怖いので3mmの隠しネジ(6角枕頭ビス)を使ってレンズを固定することにします。
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15.
さあ、遮光環を残して鏡筒のほとんどが完成しました。レンズの合焦(接眼部ボーグの22mmと50mmで検証)は設計図で書いたのと1cmくらい後ろでしたが、どうもレンズの光行路をレンズ中心から考えたのがハズレでした。(レンズの後ろ面からはかるのでしょうか?)さっそく近所遠方の電飾看板を見て「うお〜っ、見える見える!」思わず感動してしまいました。
【ここまでの製作時間:9時間】
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この後は遮光環の加工と
鏡筒外装の仕上げです。
つづきをみる......。
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