自作65mm屈折望遠鏡の応用

2インチの広角接眼レンズを使う

さて天文の先輩諸氏に奨められていた(半ば強引にその魅力を洗脳されていた)2インチの接眼レンズを使用してみることにした。世の中にはカメラレンズと同様に天体望遠鏡の接眼レンズにも様々な名器が存在するらしく、2インチ広角に接眼にもいくつかのそれがあるという。ただ初心者の我々親子とすると、いきなりそれらの名器を手にするのはおこがましく、また予算もない。そこで、お手軽価格でコストパフォーマンスの高い製品を送りだしているビクセンのLV30という広角レンズを選んだ。

 

1.
ビクセンLV30のカタログスペックは、接眼径50.8mm、見かけ視界60度、アイリリーフ20mm、重さ440gだ。定価16.000円が市場価格では大体13.000円ちょっと。う〜ん、2割引にもなっていない。価格破壊の昨今においては、やはり天文関係はまだまだ割高かあ。

2.
今回は、架台も自作を考えてみたがもうすぐ梅雨が明けてしまうし、仕事が立て込んでいたため時間がなく、スターベースでタカハシ製の方持ちフォーク経緯台を購入した。
この経緯台は、TOMYボーグのフォーク赤道儀と使い勝手を比較する意味でも使ってみたかったのだ。

3.
三脚部は、3段式のカメラ三脚を流用したSLIK製のものと思われる。なぜならば、ボーグセットのそれと全く同じなのだ。やはり、小口径屈折望遠鏡向けの架台とすれば、この程度の三脚で十分とのメーカの結論なのだろうか?

写真は、わたしの仕事の事務所のマンション3階から三脚を3段のばしてセットした状態。架台は、なかなか安定している。昼間なのでしかたなく地上をのぞいてみるが、地上望遠鏡としてなら何の問題もない。そもそも地上望遠鏡として昼間に明るい景色を見ている分には多少の振動があっても気にならないのだ。

4.
タカハシ経緯台TG-SKは、ボーグ80mm鏡筒用に鏡筒バンドがセットされている。作例の鏡筒は75mmの塩ビパイプを使用したので円周が足らない、2mm厚程のテーブル用ビニールをひと巻きしてちょうど良くなった。しかしこの架台これで36.000円以上するのはちょっと高くないですか?

バランスはきわめて良い、作りがしっかりしていることが評判のタカハシ製、作動も実にしっくりしていて気持ちがいい。写真を見てもお分かりいただけるように1kg〜2kg程度の鏡筒くらいなら、架台負担も少なく作動も実にスムーズだ。

問題の見え方は、梅雨のまっただ中、毎日雨雨降れふれもっとふれ状態で話にならない。夜近所の雨に打たれた夜景を見ただけだが、さすがに広大な画面が目の前に広がる。450mmのボーグ65mm対物に対して30mmの接眼レンズだから実倍×15(みなさん、いいんですよね!)で広々とした視界は「おおっ、見える、見える」ってなかんじでした。先輩諸氏が持っている80度とかそれ以上の視野を持っているレンズはいったいどんな視界をあたえてくれるのか、考えるだけでもワクワクする。

次はこのレンズで実際の星野を見てからコメントしたいと思います。

この望遠鏡を使用しての体験や失敗談も、続編としてページにしようと思います。

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