ひとつの架台に
いろいろな望遠鏡を取り付ける
1999.11.1現在 計画進行中
1999.12.05 ページ更新
1999.12.12 完成

汎用アリミゾに
取り付けるためのアダプターづくり

自作65mmの架台であるタカハシTG-SK経緯台を改良してFL80S用にしてしまったで、65mmがつける架台が無い。写真用の露台じゃ使い勝手が悪いから、やっぱりTG-SK改のアリミゾを利用して取り付けるためのアダプターをつくろうと思う。しかも、取り去ってしまったTG-SKの鏡筒バンドや三脚が遊んでいる。これも使ってやらなきゃもったいない。ついでにボーグ76EDもオリジナルの鏡筒バンドをいかしてアダプターを考えれば、FL80Sと併せて3種類の鏡筒をスパッ、スパッと取り替えられたて便利なのだ。

1.TG-SK経緯台

まず最初に、これは自作65mmをボーグの80mm用鏡筒バンドを介して写真露台に取り付けた図。

これは、TG-SK経緯台に自作65mmをつけた図。これはとてもバランスがよい。さらに、このTGの微動部分を流用して現在のお気軽観望システムにしてしまいました。

2.TG-SK改のアリガタ

これはFL80Sを支えているTG-SK改のアリミゾと各種アダプターの図。協栄産業製の汎用アリミゾを介してビクセンのアリミゾプレートを支えています...............このアリミゾを使って他の望遠鏡も共有できるようにするのが今回のねらいです。

3.ボーグをアリガタでつなげる

ボーグの場合は、この架台を支える部分がきゃしゃなので、どうしてもTG-SK改に載せたい。そのためには..........

ボーグ製の80mm鏡筒バンド2本を使ってビクセンのアリミゾで取り付けるのが簡単なのですが、写真のようになにせバランスが悪い。そこで、オリジナル(写真上)の80mm鏡筒バンドに自作アリガタプレート(図面32k)を作ってみようということになりました。

図面を引いて制作依頼

黒いアリガタが今回制作したプレートです。最近の工業用ギアーなどに使う硬質プラスチックを使って削りだししてもらいました。(写真は)左からビクセン、協栄産業の汎用型、自作(ボーグ80mm鏡筒バンド用)の各プレートです。

上の黒いプレートが制作していただいた硬質プラスティック製のものです。

塗装をして完成させる

ボーグ鏡筒バントへのアッセンブルを確認した上で、ハンマーフィニッシュタイプ(ビクセンのGP赤道儀などと同じような模様になる塗料)のスプレーで塗装して仕上げました。これで、ボーグ80mm鏡筒バンドのアダプターEをはずして、このプレートを直接4本のスクリュービスで締め直せばボーグの80mm鏡筒はアリミゾを持った架台にバランスよく自由に取り付けられます。

 

さあ、取り付けよう

プレートが完成したら、ボーグの80mm鏡筒バンドからアダプターEを取り外して新しいプレートを取り付ける。でもアダプタープレートがやや厚くなった分、取り付けネジの長さがオリジナルのままでは足らないのでホームセンターでちょうど良い3.5mmのスクリュー皿ネジを探してきた。



これでめでたくボーグ80mmの鏡筒がアリミゾを通じて脱着可能になった。

4.TGのオリジナルバンドを改良

自作65mmの場合は、鏡筒径が74mmほど(塩ビパイプ)なので、2mm厚ほどのビニール樹脂を巻いてTG-SKのオリジナル鏡筒バンドに合わせていた。

TG-SKの改良でこの鏡筒バンドが遊んでいるので再びこのバンドとアリミゾプレートをつなぐアダプター(図面28k)を製作してTG-SK改に取り付けようというのである。あくまでもアリガタでスマートにチェンジさせられることがねらい。
 

図面を引いて制作依頼

これが、仕上がってきたタカハシTG-S経緯台用80mmバンドのアリガタプレートへの変換アダプターです。アルミ円柱無垢材を削りだしして制作してもらいました。2穴は6mmのメスネジが切ってあります。

バンドとアダプターの取り付け



上の写真のように、タカハシの80mm鏡筒バンドにアダプターと取り付けた後に協栄の汎用アリガタプレートに6mmの皿ネジで(アリガタには8mmのメスネジが切ってる)取り付けます。



これで自由にアリガタ架台に取り付けokです。

7.TG-SKの三脚部を再利用する

TG-SKの微動経緯部をはずしてしまったところ。このままでは、三脚部は何の役にも立たない。これにアダプター(図面31k)を作ってやって写真三脚に復活させようというねらいです。

これは、タカハシTG-SKの三脚部をカメラ三脚として再利用するための1/20ユニファイネジが通るようにセンターにメスネジを切ってあります。

8.図面を引いて制作依頼



三脚アダプターにカメラ用ユニファイネジをとおしてTG-SKの三脚トップに取り付ければ、ご覧のとおりに普通のカメラ用雲台や、その他の架台も取り付けられる用になりました。

これで、まだ新しいTG-Sの三脚部が転用できることになります。

このアダプターと上のアリガタ変換アダプターは、それぞれ料費を含めて制作費各5.000円弱でした。

9.現在のお気軽観望システム

これが現在のお気軽観望システムです。ビクセンのFL80S鏡筒にタカハシTG経緯台の微動部のみを流用してSLIKの32mmパイプ径の大型三脚を使用しています。長いエレベーターパイプは重心を低くするのにも一役買っています。

狭いベランダ観望にぴったりのシステムで気に入っています。TGのフリーストップはすごくなめらかで、低倍率アイピースにより木星や土星、M42、プレアデスなどおなじみの天体ならファインダーなしで導入できます。屈折のファインダーは天頂近くの導入時にのぞく姿勢が苦しく、実際鏡筒の向きによって導入した方が楽です。

 


webで見た方の多くがFL80Sに自作フード(?)を取り付けているのを見てまねしてみました。ホームセンターで0.5mm厚さの黒いPPシートを買ってきてボーグの時と同じように制作。近所の家の明かりなどの迷光防止に役立っています。PPシートは各種接着剤が効かないので、両面テープによる粘着がいちばん効果的です。

投稿のご褒美にもらったSWのシールを貼ってあげました。

まとめ

市販されていない部品を自作する場合に、工具が無い場合には制作を依頼することになりますが、図面を引いたり、材料、制作料ななどを合わせると結構コストがかかってしまいます。しかし、メーカ品などは使用想定していない部品などを供給してくれるはずもなく、欲しければ自分で作らねばなりません。どうしても欲しいと思えば、やはり出費は覚悟しなければならないようです。

今回の依頼制作料は以下の通りです。

三脚露台基部アダプター.......................................................................5.000円
TGオリジナルバンドアリガタアダプター............................................5.000円
BORG用アリガタアダプター..........................................................10.000円

結果分かったのは、複雑で精度のいる物は依頼した方が結果はよいでしょうが、簡単な物は自分で作った方が遙かに安上がりです。しかし、自作のためにはある程度の工具が必要になりその工具を最初に買うかどうするかの時点で、GO or NOTの判断が迫れれます。

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