小口径折望遠鏡・ベランダ観測に適した
架台を研究する.その3

タカハシTG-SK経緯台をアップグレードする

使うほど味が出てくる、にくい経緯台。

日本の住宅事情(?)にあったコンパクトで軽量のフォーク式架台.....タカハシTG-KS経緯台を買ったままあまり使わないでいた。ビクセンのFL80Sの新古鏡筒を入手したのを期にこの経緯台を利用しようと思い、アップグレードを行ってみた。

タカハシTG-SK経緯台(36.800円)
天体ガイドなどに広告を載せているスターベースの商品。鏡筒との連結がタカハシ用やアリガタ式のものと80mm鏡筒用にバンド式の2種類がある。また、このTGシリーズの上級としてTG-Lシリーズもある。

自作65mm用にジャストフィットのTG-SK経緯台だが、80mm鏡筒バンド仕様のために90mmあるFL80Sはこのままでは付かない。

最初、このバンドを真ん中から切って蝶番か何かでバンド径を広げようかと思ったが、よく考えるとバンドのアールが合わないのと、かみ合わせのネジ部の長さが足らなくなるだろうと断念した。


TG-SKは経緯微動部を三脚に写真のようなOリング形状のかみしめによって取り付けている。


経緯微動部を取ってしまった三脚も再利用するために、図のようなアダプターを制作しているところだ。これできれば、写真三脚にもなるし、ETXなどの架台にも使える様になります。

カメラ三脚との再取り付けには、スターベースの誠実なサポートを受けて三脚受けAD(3,800円)を利用、また鏡筒取り付けにはFL80Sのページで紹介しているように、8Mバンド受けSSなるアダプター(3,000円)+汎用アリガタ(5,000円)を利用したことによって、ビクセンなどの鏡筒バンド+アリガタプレートをそのまま利用できるようになった。

今回の三脚をしっかりしたタイプにアップグレードするために実質、AD関係で1万円強、三脚も合わせると3.5万円ほどになってしまいました。写真を見ていただけるとお分かりのように、オリジナルな三脚と比べるとそのがっしり感は一目瞭然です。たしかにTG-SKは8cmまでの鏡筒を前提としており、さらに大型の鏡筒をのせたい場合には上位モデルの経緯台TG-Lシリーズがありますが、ユーザーへの親切から言わせてもらえば、最初からTG-Lの様な三脚取り付けADを利用していてくれたらアップグレードが便利だと思うのですが。

8Mバンド受けSSアダプター+汎用アリガタ+ビクセンアリガタプレートの3枚重ねだあ!!

何回もレポートしている微動クランプ締めネジは小さくチカラが伝わらない。それまでボールペングリップの緑色のゴム(左写真の中)を輪切りにして使っていたのですが、DIYセンターで見つけたガス用のゴムホースがちょうど良くゴムの厚みも多いのでこれに交換した......しかも表面がオレンジ色で目立って良い。

 

使ってみると......
ビクセンFL80S鏡筒をつけて、しばらく使用してみるとなかなか使いやすい経緯台でることを実感してきた。ボーグの簡易赤道儀よりも取り付け部分がしっかりしているし、微動ハンドルの作動も軽い。微動クランプ締めネジをちょいとゆるめてやれば、木星などに対象に目測で鏡筒を向けておいてPS26mm程度の接眼レンズでならファインダーいらずで対象を捕まえられる。その後はクランプをよいしょっと少し強めに締めてやれば、微動での追尾もスイスイだ!この秋冬はこのTG-Sスペシャル経緯台で木星観察を楽しもうと思っている。

テレビューのF2経緯台は方持ちではない正統のフォーク式経緯台で定評があるが、微動装置はなく.......使い勝手はTG経緯台と比べてどうなのだろうかと興味がでてきた。F2ははなからカメラ三脚に取り付けるように作られているという、また微動装置がいらないような精度の高いフリーストップ機構で手動微動が可能とうたわれている。うううううう〜ん、さわってきたいぞF2経緯台!

だれか、F2経緯台の使用感を教えて下さい!!!
 

さらに研究してして、続編としてページにしようと思います。
つづく

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