タカハシMT-130 
セットアップはどうしよう?

 
小口径ニュートンとしてトータルバランスで非常に評価の高いタカハシMT130みたいですね。友人からのすすめもあって、春日部のCATさんから未使用品の新古鏡筒を入手しました。

99年11月の終わりに衝動的にクルマを走らせ、手に入れてきたMT130鏡筒はまさに未使用品にふさわしくキズは皆無、メッキ部分はピカピカ、おまけに現行の1本バンドではなく上位機種のMT160と同じ2本式の鏡筒バンド(これ、いい!)でした.......。

お店で2回もぞいて確かめた鏡面にはホコリの付着もなく、鏡筒内面のつや消し塗装や鋼性のためにあえて平鉄板をアール加工して溶接してある質実剛健な作りを見てタカハシのこだわりをかいま見た感じ。

ノスタルジックで古典的な製造番号を示すラベル。....91194だそうです。

株式会社高橋製作所とラベルにあります。ここは鋳物の専門工業だったようです、それが光学部品を作るようになったからいまでもレンズセルや接眼部や鏡筒バンドだってがっしり頑丈な作りです。重たいのは仕方ない??

CATさんではMT-130用のSサイズマルチプレートが無かったので、とりあえず協栄産業の汎用アリガタが付くように5mm厚のアルミ版をホームセンターでカットまでしてもらって自作しました。これでアリミゾを持っている架台に自在に取り付けられます。

5kg以上あるMT130を載せるために、架台選びに悩みました。屈折にも使える守備範囲の広い伸縮三脚とバランスウエイトを装備したビクセンのカスタムD経緯台を選びました。取り寄せてみて感じたのは、やはり天体望遠鏡用の架台でしっかり感は大型の写真三脚ともまた違いますね。しかし、上下軸がフリーストップ兼用微動で左右もクランプ付微動装置でした......全周微動ではない!

今やドイツ赤道儀が全盛、各メーカとも経緯台にはほとんど力を入れてないからなあ。カタログも詳しく書かれていないんです。

サイトの友人からは(全週微動?)カートンの経緯台を勧められていたのですが、取り付け部分がアリミゾ式なのと軽量、伸縮足の調節範囲が広いことでビクセンにしてしまいましたが全周微動でないことにちょっとショック。でも上手く使いこなしてみたいと思います。

友人から情報をいただいていた接眼部はなるほどスムーズでがっしりした作り、これならデジカメを取り付けても大丈夫みたいですね。

現行のMT130にはない2本式の鏡筒バンドだから出来る取っ手。架台にセットする際にとっても便利です。(えっ、本来の目的じゃないって。良いでしょ、便利なんだから)本来はオプション類を追加するためのプレートなんでしょう?

う〜ん、ニュートンだ。。。。。って感じるアングルですね。副鏡とそれを支えるスパーダーマン!......これから光軸調整を勉強しなくっちゃ。

これわが家のベランダ観望所です。確かにお友達が示唆してくれたように、わが家のような規格住宅のベランダでは本当は鏡筒長が60cm位までが限度と思います。ご覧のようにこれ以上に三脚を伸ばすと収まりません。でも隣家の屋根で低い星は見られませんからこれでも大丈夫かも。

鏡筒長75cmちょっとのMT130、南中が早くなった木星を観望するにはこんな感じになります。でも、屈折と違って接眼部がこの高さだと折りたたみイスに座ってちょうど良いので観察姿勢は楽になりそうです。

カスタムD経緯台は汎用に作られているようで反射では三脚を短くしたまま使用、屈折では伸長して使うようです。どうも三脚部はAL130相当品(最短90cmあるかな?〜130cm)がついているようです。いちばん短い状態ですと三脚の開口広さはコンパクトで鏡筒部が倒れないか心配です。バランスウエイトはやはり必修のようですね。


 ビクセンカスタムD型経緯台のインプレッション

 
各天体望遠鏡のメーカから発売されている経緯台の種類は20年前に比べて非常に少なくなっています。ビクセンでも単品で販売されているのはバランスウエイトのないカスタム経緯台とあわせて2種類ですし、カートンやミザールやケンコーに見ることが出来ますが、やはり現在の花形選手はやはりドイツ式赤道儀のようです。

しかし私の場合、ベランダ観望のようなお気軽星見では、見たいとき、空が晴れているとき、望遠鏡をさっと出してすすっと観望できる形が理想です。したがって未だに赤道儀を使わずにいます。将来もっと落ち着いて木星を観望、スケッチなどをしたくなったとき、あるいは2003年に火星の大接近が近づいてきたら追尾の楽な赤道儀にするかもしれません。それまで、この経緯台によるお気軽観望を続けるつもりです。

さて、ビクセンのカスタムD経緯台ですが全周微動ではありませんでした。上下、左右ともに見た目30°位をカバーする微動装置が付いています。それを補動するために上下角はフリーストップ、左右はクランプがついています。まだ使い込んでいませんから感想を述べるには早すぎるかもしれませんが第一印象と言うことで一言。。。。

上下のフリーストップは工場出荷のままの現在、5kgちょっとのMT130を載せた状態でもかなり渋い(きつめ)ようで、締めつけボルトで調整が必要みたいです。左右軸のクランプハンドルは長さが18cm位あって機能は問題ありませんが、ちょっと長すぎるような気がします。また、石つき部分は、今年のALシリーズモデルから足で踏む部分が無くなっていますが、付属品としてその部品が入っていました。心配りは良いですね。それとバランスウエイトはこの経緯台にとって非常に重要なポイントですが、取り付け部分が鏡筒の左側にオフセットされています。観察位置や対象によっては右側にも取り付けれるようになっているとさらによいと思いました。ちょっと気になったことは、使用説明書の類が何も入っていないことです..........バランス付きの経緯台を単品で購入するのは望遠鏡の新規購入者ではあり得ないからと言うコンセプトからでしょうが、先に述べた上下角のフリーストップなどは小口径の屈折などでは非常に渋いと思いますから乗せる鏡筒の重さやバランスなどでメインボルトの締めつけをユーザーが調整する必要がありそうです。その辺のことわりくらいは説明があっても良い気がします。

この経緯台については、しばらく使い込んでみてまた、リポートしたいと思います。

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