クオーツ製斜鏡と極薄羽根スパイダーに交換する。

MT-130 オリジナルの斜鏡は40mmのものがつけられている。スパイダーは3mmの太さの鉄線タイプでやはり光状が出る。この光状を少しでも小さく、またコントラスト向上のためにアメリカのProtoStar社から特製パーツを購入した。

左が厚さ0.3ミリの羽根型スパイダー、右はクオーツを使用した平面副鏡(斜鏡)。なんと、こだわりの平面鏡は鏡のスペクトル分析証明書なるものが添えられていた。

う〜ん、こだわってますね。。。
 

説明書はむろん全て英文ですが、新設な図解がたくさん使われていてわかりやすい。

部品としての仕上げは、なかなか良くできています。つや消しの塗装もまあまあで、ここまでは特にひどいところは見受けられなかったのですが、、、、。

 

さて、カスタムメイドの特注した斜鏡とスパイダーのサイズあわせとして鏡筒外で、スパイダー取り付け位置と斜鏡の接眼部の位置を検証したら、、、、、。

まずい、5ミリほど長い!!
これじゃ30ドル余計(特注費用)に払った意味がないぞ。。。
 

左の写真を撮ったあと、オリジナルの斜鏡とスパイダーを再びつけるときに苦労しないように、純正部品に適正位置のネジに印を付けるなどして.........とりあえず、新しいパーツを取り付けてみた。

やっぱり。。。。

斜鏡のセンターは、やはり主鏡側に寄っている。さらに悪いことには斜鏡が正しく45°を向いていないのか、ジフラクションリングが編芯(筒先に向かって)を表している。

こりゃ、しっかりパーツを調整しないとダメだ。。。。

あわてずに、やり直すこととした。

スパイダー基部の厚さにゆとりがあったので、この部分をひたすら削った。最初グラインダーで荒削りした後に、耐水サンドペーパーでゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリと忍耐強く長さを調整した。

さらに斜鏡ホルダーの上の部分の爪を削り落とし、斜鏡円周のホールドがややきついので少しゆったりす保持するように調整した。その結果ようやく斜鏡が正しく45°の角度を持って斜鏡ホルダーにピッタリ収まった。
 

削る行程で各部分のつや消し塗装がはがれてしまったので、もう一度、黒板用のつや消しスプレーで仕上げた。。。。本当に、このつや消し塗料はすばらしく、真っ黒になる。あまり塗面が美しいので、病みつきになっていろいろなものを塗ってしまいそうだ。

仕上がった、各パーツをまじまじと眺めてみると...........本当に黒板用のつや消しスプレーの実力は確かな物だと実感した。しっとり、真っ黒、脂のついた手で触るのがはばかれるような仕上がりだ。

調整が完成したProtoStar社のクオーツ製斜鏡とオリジナルスパイダー。これで、MT-130の純正スパイダーのネジ穴を利用して(違う穴を鏡筒に開けることなく)斜鏡の交換が出来るはずだ。。。

もうすぐ春、シーイングが良くなったら純正スパイダー+斜鏡と交換してみてその性能を比較してみたいと思います。

お楽しみに、、、、。

やっと交換完了しました〜!2000.6.10

その後.....数ヶ月。。。。
やっと、ようやく、念願のスパイダーの交換が完了しました。
ご覧の通り、一生懸命やった甲斐があってオリジナルのスパイダー穴を利用して綺麗に出来上がりました。

反射してしまっていますが、今回主鏡も洗浄クリーニングして、センターマークも施してMT用のセンターリングチューブとアイピースの力を借りて光軸調整をすることが出来ました。

ほらね、オリジナルの3mm針金スパイダーより細いでしょう。........0.5mmの薄羽根式です。斜鏡の大きさも一回り小さく45→約42ミリほどになりました。

改良なったMT-130です。この時はお気軽なカスタムD型経緯台に載っています。これでだと14キロくらいでとっても軽々と運べます。

  
まとめ

今回は、途中で交換をあきらめそうになりましたが、時間をおいてセンターリングチューブとアイピースを手に入れたことによって、何とか交換の完了にたどり着けました。
交換後の感想ですが、まだ惑星シーズンを迎えていないので木星の見え方などは未知数ですが、恒星によるディフラクションリングは綺麗に見ることが出来ましたし、スパイダーの光状もオリジナルなものより格段に小さくなりました。(やった〜!!)

これで、梅雨明け後の2000年惑星シーズンがぐっと楽しみになってきました。
また、惑星を見て新しい発見があれば追記したいと思います。


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